2024/11/14
愛犬にハーブパックをしてあげよう|毛質や皮膚のタイプごとの効果を解説
トリミングサロンでハーブパックができると聞いたことがあり、試してみたいと思う飼い主様は多いでしょう。
でもその前に、ハーブパックにはどんな効果があるのか、愛犬の体質に合うのかを知りたいですよね。
そのような飼い主様のために、ハーブパックの成分や、被毛や皮膚のお悩みにどのような効果があるかを解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、ハーブパックについて詳しく知っていただければ幸いです。
目次
ハーブパックとは
ハーブパックとは、アーユルヴェーダに基づいて開発された、犬の皮膚の健康を保つためのパックです。
アーユルヴェーダとはインドにおいて5000年以上前から行われている伝統的な医学で、病気の予防と健康維持を目的としています。
アーユルヴェーダでは植物がよく用いられ、植物の種類ごとに様々な効能があります。
身近なところでは食事のスパイスとして用いたり、ハーブオイルをマッサージに使うこともありますね。
このようなアーユルヴェーダの考えに基づき、犬の皮膚に合わせて開発されたのがハーブパックです。
ハーブパックの効能
ハーブパックの主な効能には次のものがあります。
皮膚を清潔に保つ
シャンプーでは落としきれないフケや皮脂汚れを浮かせて取り除きます。
痒みや細菌増殖の原因となる皮膚の汚れを落とすことで、健康な皮膚に導きます。
菌の過剰増殖を防ぐ
皮膚表層の環境が悪くなると、常在菌が過剰に増殖して痒みやにおいの原因となります。
ハーブパックには菌の過剰増殖を防ぐ効果があり、痒みやにおいを防ぐことができます。
乾燥を防ぐ
皮膚が乾燥すると皮膚のバリア機能が低下し、刺激による痒みを感じやすくなります。
ハーブパックの保湿効果により、乾燥による皮膚トラブルを防ぎます。
毛並みを美しく保つ
被毛をコーティングして美しく保つ効果があり、もつれや毛玉を防ぎます。
ボリューム感や被毛のツヤも出て、ふんわりさらさらの仕上がりになります。
ハーブパックの成分
ハーブパックは、原材料となる植物を粉末などに加工したものからできています。
植物以外の成分を一切含まず、眼や口に入ってしまっても安心です。
ハーブの種類と効果には次のようなものがあります。
カシア
人でもヘアケアに使用されるハーブです。
カシアのとろみ成分が被毛をコーティングすることで、もつれや毛玉を防ぎ、艶とボリュームを与えます。
とろみ成分には抜け毛を絡め取る効果もあります。
ニーム
皮膚浄化作用の強いハーブで、菌の過剰増殖を防ぐことにより痒み予防や消臭作用をもちます。
虫よけの効果もあると言われています。
アロエベラ
アロエの葉の中身であるアロエベラは、皮膚に塗ると美肌や育毛などの効果が期待されます。
保湿効果により、皮膚のバリア機能の維持を助けます。
被毛・皮膚のタイプごとに期待される効果
ハーブパックは、あらゆる被毛の犬種に対応できるオールマイティな効能をもちます。
長毛種
毛をボリュームアップしさらさらふわふわの仕上がりに。
毛のもつれや毛玉を防ぎ、ブラッシングの負担を軽減します。
短毛種
毛に光沢を与え、ツヤツヤの仕上がりに。換毛期の毛をスッキリ絡め取り、お手入れが楽になります。
また、次のような皮膚のお悩みの改善にも効果が期待できます。
皮膚のべたつきやにおいが気になる犬
皮膚が脂っぽくべたべたする、においが気になる犬では、ハーブパックで皮脂汚れをしっかり落とすことで、べたつきやにおいの軽減が期待されます。
また、皮脂が多いと菌が増えやすい環境となるため、菌の過剰増殖を抑えるニームを含むパックがおすすめです。
皮膚の乾燥が気になる犬
ハーブパックで汚れを優しく浮かせることで、シャンプーの刺激や摩擦による皮膚の負担を軽減できます。
フケや皮膚のカサつき、シャンプー後の痒みが気になる場合などは、保湿効果の高いアロエベラを含むパックがおすすめです。
まとめ
ハーブパックには様々な良い効果があり、毛艶を良くして皮膚の健康を保つことができます。
それぞれの被毛や皮膚のタイプに合った効果が実感できるでしょう。
ご相談もできますので、気になった方はぜひ当サロンスタッフにお申し付けください。
奈良県生駒のトリミングサロンFLORA